ニュージーランドの富士山とも呼ばれているタラナキ山、ご存知ですか?
SNSで朝日に照らされたタラナキ山の投稿を見かけ、ニュージーランドに滞在している間に行ってみたいと思い、行って来ました
日本語での情報があまりなく事前にしっかり調べるのが難しかったので、同じような方の参考になればと嬉しいです
ということで今回は
「湖に映るタラナキ山を見る」をテーマに半日かけて歩いたトレッキングコースをご紹介します
タラナキ山とは
ニュージーランド北島のニュープリマスという地方に位置するタラナキ山(Mt. Taranaki)は、美しい円錐形の山として知られています
標高2,518メートルを誇り、その雄大な姿は遠くからでもひと目で分かるほどです
この山は、周囲の自然豊かな風景とともにトレッキングや自然探索を楽しむ人々に愛されています
また先住民マオリの間では神聖な存在とされており、伝統的な文化と深い結びつきを持っています
タラナキ山の頂上を目指すコースや山の周囲を巡るコースなどいくつかのコースがあります
体力や所要時間、季節を考慮してコースを選んでください
歩いたトレッキングコース
今回は「Pouakai Circuit Reflective Tarn」という池を目指して「Mangorei Track」を歩きました!
タラナキ山の近くにある小さな池まで行って折り返してくるコースで約5時間かかりました
歩いたのは8月上旬、まだ少し寒い時期です
出発地点の駐車場
ニュープリマス市内のホテルから車で20分ほどかけて出発地点の駐車場(無料)であるMangorei Road Car Parkまで向かいました
駐車場にはトイレがあり、心配性でトイレの近い私は利用しました
ここから山小屋まで2時間ほど、トイレはありません
駐車場から少し歩くとコースの入り口があります
森の中をひたすら歩く
ここからは一本道なので迷うことはありません
木で陽の光が入らず薄暗い森の中をひたすら歩きます
ほぼ階段だったのも地味にきつく、ベンチなど休憩スポットも無かったのでなかなかしんどかったです
途中に標識が無く、あとどれくらい歩くのか分からない状態で、景色がずっと同じなのも心が折れそうになりました
途中ですれ違った方も「Endless stairs、、、(終わりのない階段)」と言ってました
Pouakai hutに到着
登り始めてから2時間でPouakai hutという山小屋に到着
トイレ(トイレットペーパー無し)休憩とスナック休憩を挟みました
タラナキ山が目の前に
Pouakai hutからさらに少し登るとタラナキ山を目の前で拝めるスポットに辿り着きました
思いがけない絶景
ここから池までさらにもう少し(15-20分ほど)歩きました
池までの道がすごくよく、天国に続いているかのような景色で感動しました
Pouakai Circuit Reflective Tarnに到着
登り始めて3時間弱、ようやく目的の池に到着しました
この日は風が強く、池にきれいに映ったタラナキ山は見れませんでしたが、それでも圧巻の景色でした
SNSで見ているとせっかくここまで来ても天気が悪くて何も見えなかった、という人もいました。。
ちなみに池はすごく小さいので拍子抜けするかもしれません
下山
池のほとりで少し休憩して下山しました
帰りは来た道を引き返します
下りなので、行きよりも早く(たしか1時間半くらい)降りることができました
ただ、森の中の階段を下りる道は景色も同じで、行きと同様すごく長く感じました
登りと下りを合わせてトータルで5時間くらいかかったかと思います
服装と持ち物
日帰りトレッキングをした際の服装と持ち物を紹介します
服装
8月上旬で薄めのスウェット、フリースを着ていました
しばらく歩くと暑くなったのでスウェットで歩き、風が強いときはフリースの上にダウンも着ました
風が強くて寒かったので、フード付きのダウンやニット帽、耳当てなどがあるといいと思います
靴はKathmanduで事前に買ったハイキングシューズ↓
一緒に行った友人はスニーカーで登っていましたが、
ハイキングシューズが安心だと思います
持って行った物
- 水1.5リットルくらい
- レインジャケット
- 軽食(ドーナツ、オーツバー、みかん、トレイルミックス)
- トイレットペーパー(山小屋のトイレにトイレットペーパーが無いので)
- ウェットティッシュ
- サングラス
- ゴミ袋
半日のトレッキングとはいえ、水と食べ物はしっかり持って行ってください!
疲れた体に甘い物や果物が沁みました
雨が降らなかったのでレインジャケットは使いませんでしたが、山の天気は変わりやすいので持って行った方がいいと思います
朝ホテルでパンなどを軽く食べて行きましたが、
さすがに長時間登るとお腹が空きました
登る時間について
本当は朝日に照らされたタラナキ山を見たかったのですが、前日に行ったビジターセンターで相談すると「時期的に朝は凍っているかも」「暗いからしっかりとしたライトが必要」と言われました
また、朝早く起きて数時間登る体力があるか不安だったので今回は明るくなってからスタートしました
用意していた装備と自分たちの体力を考えると最善の選択でした!
日程に余裕があれば山小屋に泊まって朝日を見たかったな〜と思ってます。。
最後に:タラナキ山をおすすめしたいか?
ニュージーランドの富士山といわれているタラナキ山ですが、似ていても違うものなので、せっかくなら実際に近くで見てほしいと思います
個人的に池に行く前の道がほんとにきれいで忘れらないので、ぜひその感動を味わってもらいたいです
ただし歩き始めの道は、薄暗い中同じような景色をひたすら登り続けないといけないので、それでも大丈夫な人、体力にある程度自信がある人やトレッキングに慣れている人に全力でおすすめしたいです!!
余談ですが
ハイキングの次の日から人生で一番ひどい筋肉痛が2-3日続きました
仕事はできたものの、階段の上り下りが非常に辛かったです
おかげさまでしばらく旅をひきずることができました笑