ワーホリでメルボルンに滞在する人の多くは、シェアハウスに住んでいます
シェアハウスをどうやって探せばいいのか、何を基準に決めるのか、など家探しの右も左もわからない方向けにシェアハウスの探し方を徹底的に解説します
家が決まるまでの流れとタイミング
①物件を検索する
住み始めたい1ヶ月くらい前からネットで物件を見て、予算の相場や大まかな条件を決めておくとスムーズです
②家主にメッセージを送り、内見の予約をする
メルボルンに着いたらオーナーにメッセージを送り、内見の予約をします
メッセージをしてから翌日〜1週間以内に内見に行けることが多いです
③内見に行く
入居は、必ずインスペクションと呼ばれる内見に行ってから決めましょう
写真と実物が全然違ったり、匂いが気になったり、あまりきれいじゃなかったり、行ってみないとわからないことがたくさんあります
また、内見に行かずにボンドと呼ばれる保証金を請求される詐欺もあるみたいなので、内見には必ず行ってください
④条件が合えば入居
実際の物件を見て気に入ったら入居の返事をします
早い者勝ちのケースも多いので、気に入った場合は早めに返事をする方がいいです
ボンドの支払いをして、鍵をもらって引っ越しをして、完了となります
シェアハウスの形態
メルボルンでシェアハウスというと、一軒家もしくはベッドルームがいくつかあるマンションの一部屋を借りて、キッチンやリビング、バスルームを他の人と共有するパターンがメジャーです
シェアハウスの主な形態は以下の通りです
オウンルーム Own Room
一人部屋。プライベート重視の方におすすめです
シェアルーム Shared Room
一部屋を数人でシェアする形で、オウンルームよりも費用を抑えられます
友人同士やカップルでの入居の募集もあります
マスタールーム Master Room
一部屋にその部屋専用のバスルームがついている形です
オウンルームかシェアルームかは家によります
値段はオウンルーム、シェアルームを借りるよりも少し高くなります
リビングシェア
リビングの一角にベッドを置いて貸し出していることもあります
プライベートがほぼ無いので、人の気配が気にならない人、どうしても費用を抑えたい人向けです
物件の検索方法
オーストラリアでシェアハウスを探す場合、ネットで探すのが主流です
不動産屋さんを通してでは無く、オーナーと直接やり取りをするパターンが多いです
いくつかのサイトを駆使して家探しをするのがおすすめです
実際にわたしがメルボルンで家探しをしたときに使ったサイトを3つ紹介します
Facebookのグループ
・メルボルンにいる日本人集まれ!
メルボルン在住の日本人向けの情報交換の場です
物件情報だけでなく、仕事募集や友達募集、イベント告知などの投稿があります
日本人が住んでいる物件が多いので、家では日本語の話せる環境がいい方におすすめです
・Fairy Floss Real Estate
英語環境で生活をしたい方、現地や海外の人と仲良くなりたい方におすすめです
入居者募集の投稿も多いですが、入居希望者も多いので、気になる物件があれば早めにメッセージを送るのが良さそうです
メルボルン在住の日本人向けのサイトです
投稿数はそんなに多くないですが、日本人向けの物件が出ています
こちらは現地のサイトなので、オーストラリア出身の人や海外の人と一緒に生活をしてみたい方におすすめです
アプリ上でメッセージのやり取りができるので、まずはアプリをダウンロードしてください
物件も多いですが、競争率も高く、メッセージを送っても返ってこないことが多いです
フラットメイトでは家賃や部屋のタイプ、立地など、条件を絞って検索できるので、理想に合った物件を見つけやすいです
わたしは無課金で使っていましたが、課金をするとメッセージの返信率があがるようなので、あまりにもメッセージが返ってこない場合や急いで決めたい場合は課金をしてみてもいいかもしれないです
わたしは上記のサイトを使って家探しをしましたが、上記以外ですと、market placeやgum treeというサイトがあります
また、友人の紹介というパターンもあるので、家探しをしていることを周りの人に話しておくのもいいかと思います!
物件を調べる際にチェックするポイント
Rent(家賃)の金額と支払いタイミング
1週間単位(per week)で載っているケースが多いですが、念のため1週間単位なのか月単位なのかは確認しましょう
支払いタイミングも物件やオーナーによって、週ごとの場合や月ごとの場合があるので要確認です
Bond(保証金)の金額
入居時に支払うお金です
平均的には2週間分の家賃の金額ですが、こちらも物件によって違います
退去時に何も問題がなければ全額返ってきます
Bill(水道代や電気代)、インターネット代
水道代や電気代、インターネット代がRentに含まれている場合と含まれていない場合があるので確認しておきましょう
含まれていないとRentにプラスして支払うことになります
Furnished/Unfurnished (家具の有無)
部屋にベッドや机、クローゼットなどの家具が付いているか確認しましょう
家具付きだとスーツケース一つで引っ越してすぐ生活ができるので便利です
入居可能日
何日から入居可能か確認しておきましょう
オーナーの出している入居可能日や近い日に入居できる人が優先されやすいです
Minimum Stay(最低滞在期間)
例えばミニマムステイが3ヶ月となっている場合は、基本的に入居して3ヶ月以内に引っ越しができません
この期間内に家を出る場合、残りの家賃や解約料金を請求される場合があります
予算やどの辺りに住みたいか、いつから引っ越したいか、どれくらいの期間滞在したいのかを考えておいて、条件に合う物件があればどんどんメッセージを送り、内見に行きましょう!
メッセージを送っても返ってこないパターン、すでに入居者が決まってしまうパターンがあるので、返事が来ない場合は潔くあきらめて他の物件を探しましょう
投稿で見るのと、実際に見るのでは印象が違うこともあるので、投稿だけで決めず、内見をしてから最終決定をしてください
メッセージの送り方
いい物件が見つかったらオーナーにメッセージを送ります
「Hi!」や「I’m interested」のような一言だけのメッセージはやめましょう
自己紹介(年齢、性別、出身の国、何のビザか)や入居希望日、どのくらいの期間滞在予定かなどあなたの情報を入れてメッセージするのがおすすめです
日本人は綺麗好きのイメージを持たれているので、綺麗好きアピールをするのもいいかもしれません
メッセージのやり取りでInspection(内見)の日程を決めて予約しましょう
先に内見に行った人に決められてしまうことがあるので、内見はなるべく早く行ける日で調整した方がいいです
インスペクション(内見)で見るポイント
インスペクションでは物件の様子やオーナー・シェアメイトの雰囲気、周辺環境などを自分の目で確認します
英語に不安がある方や女性の場合、友達と一緒に内見に行くと安心できるかと思います
インスペクションの際に見ておきたいポイントをまとめました
RentやBond、Billの確認
お金関連は、物件の投稿に載っている内容と同じか確認します
また、支払いの方法やタイミングも聞いておきましょう
BillがRentに含まれていない場合は金額の出し方(定額・個人で割るなど)や支払いタイミング、金額の目安を聞いておくといいです
インターネット環境
インターネットが使えるのか、費用はRentに含まれているのか確認しておきましょう
Minimum stay(最低滞在期間)
ミニマムステイの有無と期間、ミニマムステイ内に引っ越しする場合費用がかかるのか確認しておきましょう
家具やシーツ類の有無
投稿の写真と違う場合もあるので、実際の部屋を見てどんな家具が付いているか確認しましょう
ベッドがついている場合でもシーツ類は自分で用意しないといけないケースもあるので聞いておきましょう
バスルームの数
バスルームがいくつあって何人でシェアするのか確認しましょう
1つのバスルームを大人数でシェアする場合、使いたい時間に使えないこともあります
ハウスルールの有無
洗濯機の使用頻度やシャワーの使用時間が決められている場合もあるのでルールを確認しておきましょう
掃除やゴミ捨てを誰がどのようにしているのかなども聞いておきましょう
その他に、喫煙ルールや友達を連れてきていいのかなども確認しておきましょう
シェアハウスで友達をたくさん作って楽しみたい人は友達の連れ込みOK、パーティOKの家がいいかもしれませんが、家で静かに過ごしたい人はパーティNGの場所を選ぶのがいいかと思います!
キッチンで使えるものの確認
調理器具や食器はシェアなのか、自分で用意する必要があるのか確認しておきましょう
トイレットペーパーや洗剤などの消耗品
自分の分は自分で用意するのか、シェアしているのか(シェアの場合お金はどうしているのか)を確認しておきます
冷暖房器具
冷暖房器具の有無を確認しておきましょう
古い一軒家に住んでいたときは、ヒーターや電気毛布があったので大丈夫でしたが、冬はなかなか寒かったです
本格的な夏が来る前に引っ越しましたが、すごく暑い日は熱がこもって家の中が暑く寝苦しいこともありました
アパートに引っ越してからは、暑い日でも家の中が暑くなることはあまりなかったです
暑くなってもエアコンがあったので快適に過ごすことができました
洗濯物を干す場所
どこに洗濯物を干すのか、スペースは十分にあるか確認しておきましょう
洗濯物を干すのが外であれば、雨の日は洗濯できないですし、住人の数に対してスペースが小さいと、自分の洗濯したいタイミングで洗濯ができないかもしれません
スーパーや駅、トラム、バス停の確認
地図上でも確認できますが、可能であれば実際に歩いてみるのがいいと思います
職場や学校までの距離、アクセスの良さも考慮して決めましょう
シェアメイトの構成、仕事
一緒に住む人がどんな生活リズムなのか、可能であれば事前に聞いてみましょう
自分の生活リズムと全然違う場合、寝たいのにシャワーを浴びる音で寝られなかったり、というトラブルも起こり得ます
上記以外にも自分が生活をする上で譲れないポイントを考えておいて、内見の場でチェックしておきましょう
最後に、他の人が内見に来る予定があるのか、いつまでに返事をすればいいのかを確認しておきましょう
人気の物件であれば早い者勝ちになるので、気に入った場合にはすぐに返事をしましょう!
内見が終わったら
内見が終わり、入居希望の返事をして、ボンドの支払いを終えたら家探しは完了です
ボンドの支払いは事前に全額/半額を入金するやり方や、入居日に入金をするやり方など色々あります
ボンドを支払ったのに鍵がもらえない、連絡がつかなくなるなどの詐欺があるみたいなので、家探しで焦る気持ちはあっても簡単にお金を支払わないように注意してください
ワーホリ生活において、「住」はすごく大事な部分なので、皆さんが安心して快適に過ごせる家が見つかることを祈っています